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日常や感想。 時々小ネタ。
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な一日でございました。
お仕事いった傍からアクシデントの連続(私が何かしくった訳ではないのですが)でお蔭でいつものお仕事をする時間がめっさなくなるし(でもやらないかんし)そうかと思えば違う部門のことでお客様への対応…こらぁ店員!お客様ほっぽってどこ行ったぁ!!笑
なんで時間もないのに自分とこじゃないところの在庫を漁ってるんでしょうか私は…ただでさえ今日は一人なのにorz
あまりに疲れたので、ええい今日は甘いもん買ってってやる!と目をつけていたケーキバイキングへ行ったら目の前で終了(ちーん)
ならば甘い飲み物とおやつと、ブリーチのガムを買って卍解一護さんをゲットしてやるぜ!!と思えば商品自体がなくなっている…
ノ オ ォ !!
何だ、俺が一体何をした!!泣
おまけに残業で銀魂に間に合わず(録ってもらったけどさ…)
そんで終いには家目前の階段で躓き両足のすねを打ちつけ青あざに。
い た い ー!! …うえーん…><

何かもう泣きっ面に蜂というか踏んだりけったりみたいな感じで泣きそうになったので…
今日一日の妄想を形にしてみました。(忙しかったくせに妄想だけはしっかりしている)(阿呆)





その細い指先から生まれるのは、まるで宝石のような煌き。
本物よりも美しく鮮やかな色を持つ、季節の花々。
それらは悉く雅な名を持ち、近寄れば甘やかな香りが鼻腔を擽り口に含めば至福を与える、五感全てで人を楽しませる甘味と言う名の至高の芸術品だ。
―けれど、何よりも目を奪われたのは。
それを創り出すその人の、真剣に菓子を見つめる澄んだ琥珀の瞳、僅かに揺れる稀有な橙の髪。引き結ばれた桜色の薄い唇。
そして、美しく整ったその指先。

口に含めば、どれだけ甘いだろう。


「うっし。とりあえず朝の分終了!りりんー、これ店の方に持ってってくれ」
「はーい!お疲れ、一護ー」
「こら呼び捨てすんな。せめてお兄ちゃんと呼べ」
「えぇーいいじゃない別に兄妹じゃないんだからー!」

まだ人通りも少ない朝の早い時間、りりんは和菓子屋『黒崎庵』の店内をひょこひょこと走り回っていた。
創業300年近い『黒崎庵』は、現在一護で15代目。まだ継いで間もないが、小さいころから培われてきた技術と元々一護が持っていたセンスのよさから生まれる菓子は、早くも評判を呼んでいる。
そんな一護の元にりりんが来たのは、4ヶ月ほど前だっただろうか。
りりんは一護の父方の従姉妹であり、以前一度一護の作った菓子を口にした折から「一護が継いだら絶対に弟子にしてもらう!」との宣言をしっかりと現実のものにし、ここでこうして働いているのである。といっても、まだまだ雑用ばかりなのだが。

「じゃあ師匠とでも呼ぶか?」
「べーっだ」
「何だよ可愛くねぇなぁ」

別に本気で師匠なんて呼ばせようとは思っていない一護は、笑いながら作業場の片づけをしている。
そんな一護の様子をちらりと盗み見たりりんが本当に嬉しいのは、綺麗で美味しい大好きな和菓子に囲まれた生活でもそれを習う事でもなく、実は誰よりも近くで菓子を作る一護を見ていられる事であったのだが、それは内緒である。
くふふとあらゆる幸せを噛み締めつつ、売り場へと移動したりりんは、店の外を目に入れた途端ぴたりと笑みを消し渋面を作った。
店の外の、ある一転、そこには。

「ねーいちごぉー。あのがきんちょ、また来てる」
「あ?」

黒崎庵の作業場は店の外から見えるようになっていて、昼過ぎに一護が作業をしている時などは結構な人だかりができたりもする。
が、朝は時間が早いためほとんど人はおらず、時々通行人が覗いていく程度なのだが。
最近、その朝の時間に、ほぼ毎日のように少し遠くから一護を見つめる少年がいた。

「ほら、銀髪で翠の目したガキよ!」
「あー、アイツか。てか、お前もガキだろ」
「あたしはガキじゃないわよ!立派なレ デ ィ よ!」

騒ぎ立てるりりんをはいはい、と軽く往なして奥へと消えた一護を見送ってから、りりんはもう一度さっきの少年へと視線をやったが、既にそこには人の影はなかった。
以前一護が声を掛けようとしたこともあったのだが、そんな間もなくさっと身を翻し去っていってしまったのだ。
いつもほんの少しの時間だけそこにいて、気が付くと消えている不思議な少年であった。
一護は「まぁ気にすんな、物珍しいだけだろ?そのうち飽きるんじゃねぇの」と言ってそれ以来放っておいているが、りりんはどうにも良くない感じがして仕方がない。

あの目が、いけない。一護を見つめるあの目が。
あれはどう見ても、菓子職人を見ているのではなく―…

「たのもう!」
「ひぎゃあ!!」

考え込んでいてすっかり動きを止めていたりりんを覚醒させたのは、まるで道場破りかのような勢いで来店したルキアであった。

「何だりりん、そうして朝から仕事をサボっていては菓子作りなどいつまで経っても伝授してはもらえぬぞ」
「うるっさいわね!別にサボってないわよ!!ていうかあんたいい加減にもうちょっと静かに入って来れないわけ!?」
「どう入ってこようと私の勝手だろう。私はお客様なのだからな!それより一護を呼べ。菓子を頼んであるのだ」
「何よー!幼馴染だからって態度でかいのよあんたは!」
「朝っぱらからうるせぇ…。お、ルキア来たか。おはようさん」

毎度のことになりつつある騒ぎを聞きつけ奥から顔を出した一護は、ルキアの前に両手に納まる程度の包みを置いた。

「頼まれたのはこれな」
「うむ。いつもすまぬな」

するりと淡い色の包みを解いて中身を確認したルキアの前に、一護はもう一つ小さな包みを置くと、にこりと営業用の笑みを浮かべた。

「いえいえこちらこそいつも御贔屓にして頂きまして。そんで、これは新作。白哉と一緒に試してみてくれよ」
「ほうそれはありがたい。兄様も喜ぶだろう」
「んな…っ!!」

渡された包みを嬉しそうに抱えて、帰ってからの楽しみにすると代金と礼を言って店を出ようとしたルキアを遮って、りりんは絶叫した。

「ちょちょちょ、ちょおっと待ちなさいよ!!新作って、あたしそんなの聞いてないわよ!?」
「あー…、だってこれ完成したの昨日の夜だし。お前もう寝てただろ」
「だからって、そんなのあたしに一番に食べさせてくれるべきじゃないのー!?」
「ふふん、貴様よりも昔からの付き合いのある私のほうが菓子の味が分かるということだ」
「ぬわぁんですってぇー!!?ルキア、表に出なさーい!」
「望むところだ。いざ尋常に…」
「勝負ー!!」
「…店の外に出てからやってくれ…」

疲れたように溜息をつく一護の横で、新作の菓子の試食を賭けての勝負を繰り広げるりりんの頭の中からは、すでに先程の少年の事はきれいさっぱり消え失せていた。
変わりに、

「…今度、あんな色合いの菓子とか作れねぇかな…」

一護の脳裏にその深く澄んだ湖のような瞳の色が、一面広がっていた。
綺麗な色だったよな、と、一人ごちながら。




「あら、若様お帰りなさいませ」
「松本」

きし、と床の木材が音を立てる。振り返ると、長身の美女がそのしなやかな肢体を無地の上等な和服に包み立っていた。
松本と呼ばれたその女性は、いずれこの家の主人となるであろうその人が何か考える風であるのにきょとりと目を瞬かせると、どうかしましたか、と声を掛けた。

「確か、今うちに入れてる菓子は全部雛森のところのだったな」
「ええ、そうですね。まぁ、あそこ以上の店というのもなかなかありませんから」
「…」
「若様?」

暫し黙したまま、眼前に広がる日本庭園を睨みつけるようにしていた少年―日番谷冬獅郎は、ふと顔を上げると傍に立つ松本乱菊にこう言った。

「次からは、新しい店を入れる。お祖父様に伝えておけ」
「はい。それで、どこの店なんです?若様のお眼鏡に適った菓子屋は」

さも面白そうだと言わんばかりの表情で聞いてくる乱菊を振り返り、冬獅郎は額にかかる白銀の髪をさらりと流し翠の瞳を煌かせ。

「『黒崎庵』だ」

少年らしからぬ狡猾な笑みを浮かべた。





あの…ほんと出来心で…(汗)
老舗和菓子屋15代目菓子職人一護と、実は茶道の家元の跡継ぎ若様な日番谷さん、みたいな、ね?(汗汗)
みのさん見てたら和菓子屋さん出てきて、いいなぁーほわーんvvとかしてたらなんかちょっと…妄 想 が 。
そのうち日番谷さん自ら買いに行くようになってちょっと知り合ったところで茶に誘ったりして茶室に連れ込んじゃったりするんですよ!
一護さんは一護さんで和服の日番谷にちょっとときめいちゃったりしてそしたらいきなりちゅーとかされちゃったりして(えぇー…)逃げるんだけどでもつい日番谷をイメージした菓子とか作っちゃったりしてですね、それを店に来た乱菊さんに持ってって貰おうとするんだけどやっぱり自分で持ってって、そんでなんか…くっつくみたいな…(有耶無耶)
そんなりりかる妄想を一日中してました(阿呆すぎる)
流石にそこまで書く自信がなかったのでこんなところでネタばらし…(笑)
知識がないので適当なところが大分ありますがスルーしてやってください>< あれですね、私は料理(とは関係ない気もするが)が出来る人と~道、(茶道とか華道とか弓道とか笑)とかと、あと~代目、ってのがとても好きなのです(笑)全部詰め込んでみた…(でも活かされてない)
ていうか日一妄想でありながらもりりんがちょこまかする辺りが一番楽しかったって言う…!笑
りりんは可愛いよなぁ(ワ オ そこで纏めるの)
てゆかこれ長い…orz
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