日常や感想。
時々小ネタ。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
GW中は出かけ詰めで更新がすっかりサボリ気味(いやサボってたわけじゃないんだけど)になっておりましたー。
でも流石にちょっと疲れました(のっぺり)。
と言うわけで何となく意味も無く(無いのかよ)小ネタ?
どうして私日記に書くと何か暗めになるのかしら。
でも流石にちょっと疲れました(のっぺり)。
と言うわけで何となく意味も無く(無いのかよ)小ネタ?
どうして私日記に書くと何か暗めになるのかしら。
室内には依然微かな泣き声が寂々と響く。
あたしの目に映るのは、いつもよりずっと頼りなく見える小さな背中と俯き揺れる橙色の髪。
そして、その背や髪を信じられないくらい優しく撫ぜる小さな手。
厭味なほど絵になるその光景。
あたしはそれを唯黙って目に焼き付ける。
―一護が十番隊隊首室に入ってきたのは、十分ほど前だっただろうか。
その時既にその琥珀の瞳には、透明な水分が溢れそうに湛えられていて。
あたしも隊長も一瞬固まってしまったけれど、それでも流石に隊長の動きは素早かった。
一護よりは幾分小さな身体でも、そのすべてを包み込むかのように腕の中に力強く引き寄せる。
あたしは唯、その姿に釘付けになった。
身体はまるで石にでもなったかの様に動かない。
今はどこか褪せた様な、それでもちらちらと光る橙の柔らかな髪に埋められた頬。細い背を滑る、細いけれどしっかりとした力強さを持つ腕。
あたしの入り込む隙など微塵も無い。
別にあの腕に抱かれたい訳ではない。
寧ろあの腕でこそありたいのだ、自分は。
この腕で、この身体でもって彼を慰め暖めてやる事が出来たなら。
それがどれほど分不相応な望みかをあたしは知っている。
一護がそれを望む事など無いという事も。
あの子がそれを望むのは、そしてそれを叶えられるのは日番谷冬獅郎唯一人。
だから本当は今すぐここを出て行くべきなのだろうけれど。
殆ど声も無くすすり泣く一護の様が、微かな物音さえも許さない気がしてあたしは身動き一つとる事が出来ないでいる。
ちらりと、隊長に視線をやって、その辺りのお伺いを立ててみるのだけれど。
(あたしはお邪魔でしょ。出て行きましょーか)
(いや良い。お前がいたほうが一護も落ち着いてる)
なんて、目線だけで会話。随分と残酷なお達し。
そう一護は、あたしもいる事を分かっててここで泣いている。
彼を包む空気の一部でいることを許されている。
隊長も、それを容認してる。あたしの存在が一護にとって大事なものだってあの人は分かってる。それでもあたしにここに居ていいって言えるのは、一護が確かに自分のものだと知っているからだ。
なんて優しくも残酷な二人。
取って代わる事など出来ないのなら、いっそのことあたしの斬魄刀である灰猫のように、さらさらと崩れ落ちてこの冷たく甘い空気の中に溶け込んでしまえれば良いのに。
空気中の塵に混じってその細く震える肩を掠めて、ほんの少しでも柔らかに纏わせて。
そうしてあたしの気持ちがじわじわと彼の心に沁みれば良い。
心の中だけで彼に向かってこの腕を伸ばす。すべてを包み込む女神様みたいに。
実際には指一本動かす事が出来ないけれど。
あたしは唯只管黙っている。
彼を抱きしめるでもなく、慰めの言葉をかけるでもなく。
この部屋に満ちる沈黙こそがあたしの愛。
はい、またしてもよく分かりませんね!
フィーリングだけで書くからこういうことになるんですよ(殴)。(あうち!)
女性陣×一護の場合、マジ恋じゃなくても良いんですけど。ギャグとかさ。
でもたまにはって言うか、乱菊さんは何となくこういう恋をさせたくなr(すいませんorz)
三角関係ってヤダよね。でもいいよね。(どっちだよ)
PR
この記事にコメントする