日常や感想。
時々小ネタ。
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今日似非日一更新する~とか言っといてちょっと間に合いませんでした(汗)。あわばばば…。ちょいと最後のほうで止まっております。明日はお仕事がお休みなので今夜じっくり書きたいと思います♪(寝れぃ)
そんなこんなでちょっと息抜きに小ネタなんぞを一つ。(TEXT書かんのかい!)
そんなこんなでちょっと息抜きに小ネタなんぞを一つ。(TEXT書かんのかい!)
ひらり、ふわり。花が舞う。
「今年の桜は早咲きだよなぁ」
はらはらと花弁を舞い散らせる大木を見上げながら、一護はポツリと呟いた。
「こう、卒業って感じがするよな」
「何言ってやがる。今日卒業するのは俺たちじゃねぇだろう」
「あはは、まぁそうなんだけどよ」
相変わらず上を見上げたまま、一護はこちらを見ない。
その事を少しだけじれったく思って冬獅郎は一護の名前を呼んだが、その声は強い風に吹かれて揺れる花の音に掻き消された様だった。
「俺達まだやっと二年生だもんな」
「ああ」
「でもなんかさ、冬獅郎と会ってまだ一年しか経ってないなんて変な感じ」
「…そうだな」
もっとずっと一緒にいた気がする。そう言って一護は笑うけれど。
まだ一年。そしてもう一年だ。こうして一護と二人で過ごせる時間は、あと二年程しかない。
「俺達も、あと二年したらこんな風に花ん中卒業すんのかなぁ」
「そんな先のこと、知らねぇよ」
先のことなんか考えないで、今二人で居られることを大切にしたいのに。暢気にそんな事を言う一護が少々恨めしく思えたのだが。
不意にこちらを向くと、まるで悪戯を仕掛けるような顔で笑って見せた。
「でも俺、卒業した後の事で一個決めてる事あるんだ」
「初耳だな。気の早い事だ。…で?何だよ決めてる事って」
聞きたくない気もするけれど、それでも聞かずにはいられない。一体どんな残酷な言葉が飛び出すのやら。固唾を呑んで待っていると。
「冬獅郎と、ずっと一緒に居るってコト」
舞い散る花よりも鮮やかな薄紅の頬で笑った。
「…何だそれ」
顔に熱が集まっていくのを自覚して思わず顔を背けたが、一護がこちらを見つめているのが分かる。見るな笑うな、馬鹿野郎。
「俺の決定事項だよ。…なぁ、冬獅郎、は?」
そんな事聞かなくても分かっているだろうに。けれどちらりと一護の顔を盗み見てみれば、思いの外真剣な眼でこちらを見ていた。
そんな表情で見つめられては、言わない訳にはいかないじゃないか。酷く恥ずかしくはあるけれど。
「一護、」
真っ直ぐに見つめて、ありったけの想いを籠めて発した言葉は、思うよりずっと小さな呟きになってしまって。
瞬間吹いた強い風が揺らす花擦れの音に、掻き消されてはいないだろうか。
ひらり、ふわり。
花が舞う。君が笑う。
軽く意味不明ですみません。でもなんか書いてみたかった学園パラレル。同級生設定でv学ランかなぁ。
ちょっと前に仕事帰り突風が吹いてまして。竜巻状の桜の花弁の大群に襲われましたよ…!ああ兄様の千本桜ってこんな感じかしらでもそしたら私とっくに死んでるよ、みたいな(笑)。もう大分散りましたねー。
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