日常や感想。
時々小ネタ。
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更新履歴にも書かずこんなところでこっそりと…(笑)
えぇと…あれです。お題で書いた小学生ウルグリ一の番外です(え)
でもあのヒト出て来ちゃいますけどね!!
えぇと…あれです。お題で書いた小学生ウルグリ一の番外です(え)
でもあのヒト出て来ちゃいますけどね!!
「え…ひつがや先生、先生じゃなかったのか!?」
「…そう言われると何か悲しいものがあるが…まぁな、残念ながらまだ学生だよ。黒崎教育実習って知ってるか?」
教育実習ぐらいなら一護でも知っている。けれど、まさか彼が教師でないとは一度も思わなかったのだ。
だって、初めて会ったのだ。先生と呼んでもいいと思える人に。
…髪に触られても、嫌じゃなかった人に。
嫌だと思う暇もなかった。何故ならば、初めて会ったその時一護は自分の橙色の髪に触れようとする日番谷と同じように、まるで誘われるようにして彼のきらめく銀色の髪にふらふらとその小さな手を伸ばしていたのだから。
『綺麗な髪だな』
そういう彼の髪こそ今まで見た何よりも綺麗で。触れたいと、思った。
初めて一護は、今まで疎んじてきた一護の髪に触れようとする人達の気持ちを知った。
まだ若い外見とは裏腹に、授業も面白く運動も出来て何でも知っていてしかも一護を奇異な目で見ることのない、一護にとって初めての『先生』と呼べる人だった。
それなのに。
「そういうわけでな。明日でお別れだ」
「…うそ」
「そんな顔するな。…離れがたくなるだろ」
「だって…っ」
「お、おいおい、ほんとに泣くなよ!?」
「んなこと言ったって…っ、…ひつがや先生が悪いっ!」
「しかも逆切れかよ!…ったく」
しょうがねぇな、と、苦笑して一護の髪をくしゃりと撫でる。
その暖かな感触に一護がぽろぽろと涙を零しながらも顔を上げると、ひどく甘い表情で一護を見つめる日番谷と眼が合った。
顔が熱くなるのは、恐らくは目の前で泣いてしまった所為だろうと思う。
「お前って…俺の名前未だに上手く言えないよな」
滑舌が悪いわけではないのに、一護は何故か『日番谷』を言うとき必ず舌足らずになってしまう。
そんな姿も可愛いけれど。
「冬獅郎、だ。それなら言えるだろ…一護」
「とうしろ…先生?」
「一護の言うとおり、俺はまだ先生じゃねぇからな。冬獅郎でいい」
「最初に俺が冬獅郎って呼んだら『日番谷先生だ!』って怒ったくせに…」
「明日っからは違うだろ?だからいいんだよ。でもな一護。俺が、ちゃんと学校卒業して教師になって、そうしたら絶対ここに来る。一護が卒業する前にな」
「本当に…?そんな事出来るのか?」
「ああ、約束だ。まぁ大丈夫だろ。好都合な事にここの理事長とは知り合いだしな」
軽く笑って言いながら、小指を差し出した。
すると、そこに一護の小さな小指が絡められた。
「分かった…約束だからな。とうしろう」
「ああ」
指を絡めながら呼ばれた名前は、やはりどこか舌足らずだった。
「…ところで、いつまで見てるつもりなんだあいつらは?」
「ん?何か言ったかとうしろう?」
一護と日番谷以外誰もいない教室を、その入り口から念殺するかの如く不穏な空気を纏って様子を伺っている小さな影が二つ。
影といっても、日番谷からは丸見えなのだが。
「…ふん。そうだ一護、一足先にお別れの挨拶しとく」
「え?」
ちゅ、と短い音を立てて、小さな口に口付けた。
「……な、何すんだよとうしろう!?い、今のって、キ…っ」
「ああ俺昔外国に住んでたんだ。そこでの習慣みたいなもんだ」
限りなく嘘くさい。
「あ、因みに他のヤツとはするなよ?」
「しゅ、習慣って…するわけないだろっ!ばかっ!!」
口を押さえる一護の顔は、これでもかというくらい真っ赤だった。
と、そこへ。
がたがたばたんっ!
「一護っ!!おら、もう帰るぞ!」
「黒崎、あまり遅くなると家の人が心配する。帰ろう」
「グリムジョー、ウルキオラ」
血相を変えて飛び込んできた、同じクラスのウルキオラとグリムジョー。一護の腕を掴むと、そそくさと教室から連れ出す。
二人に引きずられて教室を出る寸前、一護は未だ赤い顔のまま振り返り日番谷に元気よく「また明日な!とうしろうっ」と手を振った。
それに手を振り返し、日番谷は満足げに笑う。
早く、この挨拶が毎日のものになればいい。
軽い足取りで前を行く一護の後ろを、それに反してウルキオラとグリムジョーは非常に重い足取りで進んでいた。あんな場面を見てしまっては当然だ。
一護にも日番谷にも言いたい事は山ほどあったが、今にもスキップでもかましそうな一護のご機嫌な様子を見ていると、どうしてか何も言えなくなってしまう。
それに、二人はあんな風に泣いたり赤くなったりする一護を初めて見たのだ。そこに何かとんでもない感情が見え隠れして、正直かなりのショックを受けていた。
気が付けば、二人同時に溜息なんか吐いている。
「おい、ウルキオラ」
「…何だ」
「一護と二人でどっか他の学校に転校できねぇかな」
「同感だな…と言いたいところだが、グリムジョー。もっと確実な方法があるぞ」
あの銀髪の教師を、これ以上一護に近づけさせない方法。
グリムジョーがなんだよ、とウルキオラの顔を振り返ると、ウルキオラは目を閉じて淡々と言い切った。
「変態教師としてPTAに訴える」
至極尤もではあるのだが。
それでも、何やら真っ黒なオーラを放ちぶつぶつと何事かを呟くウルキオラを見て、こんな子供は嫌だ…と子供ながらにそう思うグリムジョーだった。
なっがいなぁ…!日記で書くような長さじゃない気がしますが。
しかも番外とか言いつつ、ウルとグリ殆ど出て来ないし!ウルキオラ何か変だし!!
…なんていうか…いい加減謝らなくていい様なお話が書ける様になりたいな、と思う朔十でございます。(2次やってる限りは無理だと思うけどな!)
支離滅裂な話で微妙さ大爆発ですが、…あさや様に捧げますとか言ったら私殴られますか…?(お前こんなところでいきなりお名前出すなよ!!)
というか寧ろそれだけの為に書きました。だってウル一がー!!
こんなん書く暇があったらリクとか書けって話…。
すみませんごめんなさいorz
見なかったことにしても良いですからー!!!
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